奇跡3






奇跡 3    







あっ!!!いいこと思いついた。いっくよぉ〜。


変身!!静かにネッ!!

なぜコアメダル持ってるかって?
この前グリードと追いかけっこしたみたいに、俺が勝手に動くから必要な時のためだとされ、3枚のコアメダルを持っているってわけだ。



木の上へひとっ飛び。っとオーズの姿とはまたおさらばして今はきちんと火野映司!!


アンクの寝顔はとても綺麗だ。

本当に綺麗だなぁ〜・・・・・30分経過。




うお〜〜〜〜俺は何してるんだ。見惚れるにも程がある。
起きてしまうではないか。これではキスもろくにできない。

綺麗すぎて見惚れる・・・・ってもうその手にはのらねぇ〜!!



アンクの頬をなでる。

「スベスベだぁ〜。気持ちがいい〜」小声でね。
それだけではもちろん治まらなくて、アンクの息がかかる位顔を近づけキスをする。


アンクの睫毛すごく長い。ついでに髪の毛も触ってみる。
艶やかでサラサラ〜〜ずっと触っていたい気持ちにさせられる。


キスはフレンチ・キスだけだったそれは徐々に深くなり、眠りに入って少し口の開いていたアンクの唇に舌を割り入れてゆく。
歯列を割り堪能する。




やばっ!止まんない。


「ん・・・んっ・・・」

かなりヤバいと思い、名残惜しいが唇を離した。

すると、


「映司・・・」


ん?今アンクおれの名前呼んだよな!?



すると・・・


「ん・・・っん」

アンクの閉じられていた瞳が、王子のキスで目覚めると言う
白雪姫みたいではないか!


もちろん俺が王子。綺麗すぎる姫はアンクね!

できあがちゃてるよ。
やばっ!本当にアンクの瞼が開きそうだ。マジヤバい!!



俺の選択肢はたった一つ。
だってこんな近くで変身なんかできないし、したとしても俺が今まで何してたかバレるし!


木の上から“ゴトッ”とすごい音を立てって落っこちるということだった。


痛って〜早く素早く、長椅子の上で寝転んだふりをする。